モバイラーズオアシス

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簡単に課金可能な電源を実現するアイデアをみてきた[PR]

■お金払うから電源使わせて!

Twitterで電源を使いたい人たちのつぶやきをみていると、「もういっそお金を払ってもいいから電源使わせてほしいよ」といった声を見かけることがあります。 駅のコンセントを勝手に使って1円未満の窃盗罪で逮捕されたなんてエピソードを聞いていると、じゃあ電気代払うから使わせてよ、といいたくもなりますよね。

最近ではSonyさんが、接続された機器を認識して課金を可能にするコンセントというのを提案して話題になりました。

カフェなどで、持参したタブレット端末を見ている場合は、同じく持参したACアダプタをカフェのコンセントに接続。あらかじめ登録してあるユーザーだと認識されれば、電気が流れ、タブレットを充電できるようになる、といった使い方もある。また、FeliCa ICカード認証と互換性もあるため、ACアダプタが認証システムに対応していない場合でも、コンセントにFeliCa ICカードをかざして、認証&課金を行ない、電気が流れるようにするといった事も可能になる。
ソニー、挿すだけで機器を認証する「認証型コンセント」 -AV Watch

問題は、こういった設備を導入するには大規模な設備投資が必要になる、ということです。 コンセントを取り替えるだけですめばまだよいですが、小さな喫茶店などでは、そもそもお客さんのいるエリアにはコンセントがない、といったこともよくあります。

この問題を簡単に解決できるアイデアがある、と聞いたので、さっそく見に行ってきました。

■目から鱗、モバイルバッテリの貸し出し

おじゃましたのは、代々木公園にある『Banda』さん。2Fにレコードショップも併設した一軒家カフェです。

新しい電源を見せてほしいとお願いして出てきたのがこちら。

カバンを開けると、バッテリとケーブルが出てきます。

国内メーカーの携帯電話やスマートフォンはもちろん、16Vの出力が出来るコネクタも用意されているので、ノートパソコンも充電することが出来ます。

Appleの電源コネクタがないので、MacBookAirの充電が出来ないのが問題ですが、あとで出てくるレンタルアルファさんにお伝えしたところ、「なんか考えます!」ということだったので、そこは今後に期待ですね。

このアイデアのすごいところは、店舗を改造しなくても電源が提供できるようになるところです。銀座ルノアールなどでは、コードが届かない席には延長コードを持ってきてくれたりすることもありますが、 延長ケーブルは他のお客さんが足を引っかけたりしますし、そもそもフロアに電源コンセントがない店舗もあるので、物理的に電源を提供できない店舗が存在しています。 モバイルバッテリーの貸出であれば、コンセントの位置とは無関係に貸出が出来るので、店舗側の負担が小さくて済みますね。

また、コンセントと違って物理的に充電器を貸し出すことになるので、メニューに「電源一時間 100円」と書きやすいという点があります。 コンセントだって時間課金できないことはないのですけど、コンセントがそこにあって差せば動くのに、お店の人に注文するのってなんか違和感があります。 「珈琲と電源お願いします」と注文してモバイルバッテリーが出てくれば、普通に商品を注文した感覚で使うことが出来ますよね。

#Cafe Bandaさんでは、とりあえず導入して様子見の段階なので、課金するかどうかはまだ考えているところ、とのことでした。

■店舗のみなさまへ

 ということで、最小限の設備投資でお客様に充電環境を提供できる「EcoEne Charger」、レンタルアルファさんにて取り扱っております。

【レンタル】EcoEne Charger ユニバーサル充電器 ソーラーチャージャー 16000mAh(TypeA) | ソーラーチャージャー(携帯充電器) | | レンタルアルファ(レンタルα)
【リユース品 販売】 EcoEne Charger ユニバーサル充電器 ソーラーチャージャー 16000mAh(TypeA) | アウトレット販売 | 【リユース品販売】ソーラー充電器 | レンタルアルファ(レンタルα)

一ヶ月3000円で試しに導入してみることが出来るので、小さな喫茶店などにオススメです!
注文の際は、備考欄で「モバイラーズオアシスみました」と一言書いていただけると、売上の一部がモバイラーズオアシスに還元されることになっておりますので、是非ご協力をお願いしますね。

カフェは元々仕事をするところだった!「世界を変えた6つの飲み物」

モバイラーズオアシスでは、仕事のできるカフェを取り上げているのですけど、 ときどき「カフェは飲み物を飲むところであって仕事をする所じゃない」とおっしゃる方を見かけます。
それはそれで一つの価値観だとは思うのですけど、最近読んだ本で、「カフェはもともとビジネスをするための場所だった」という話を見かけて面白かったのでご紹介します。

世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史
17世紀のヨーロッパのビジネスマンが、たとえば最新のビジネス情報をチェックしたい、物価の動向を知りたい(中略)と思ったら、とにもかくにも、コーヒーハウスに行きさえすればよかった。
コーヒー一杯の値段で、最新のパンフレットと新聞が読め、ほかの客たちと歓談し、取引をまとめ、文学または政治討論に参加することができたからだ。
『タトラー』の編集者リチャード・スティールは発行所の郵便宛て先を、科学者たちのお気に入りのコーヒーハウス、グレシアンにしていた。
これもまた、コーヒーハウスがもたらした革新の一つで、1680年にロンドンで1ペニー郵便制が誕生して以降、コーヒーハウスを郵便の宛先として使う習慣が一般に広まった。 常連客は一日に1、2度、決まったコーヒーハウスに顔を出しては、コーヒーを一杯飲み、自分宛に郵便物が届いていないかをチェックできたのである。

コーヒー飲みながら商談をする程度は現代でも見られますけど、ニュースレターで情報交換して、郵便物まで受け取ってしまうとなると、もはや飲み物のための場所というよりは、人が集まる名目として飲み物を出している場所、ですよね。

こうしたカフェでの仕事を容認することで、新しい事業もたくさん生まれています。
保険市場として有名なロイズや、現代でも有名な株式市場であるロンドン証券取引所も、元はコーヒーハウスとして始まりました。
株はもともと、他の品と並んで王立取引所で売買されていたのですが、上場会社の数が増加して取引活動が活発になると、政府は仲介人と仲買人の数を抑えるための法律を制定します。 この法律に反発した人たちが、取引所近くに集まって私設取引を初めたのが、エクエスチェンジ・アレー通りのジョナサンズというカフェでした。
ここでの取引はどんどん大きくなり、やがて100以上の仲介業者が集まるようになります。
取引量が増えるにしたがって、コーヒーハウスという非公式な取引場の弊害が目立ち始める。そこで、支払いを怠った仲介人については、ジョナサンズへの出入りを禁止することにした。 もちろん、他の店での取引は可能だったが、ジョナサンズから締め出されることは、仲介人にとってビジネス上の大きな損失を意味した。
それでも依然として問題が残ったため、1726年、150の仲介業者からなる団体は、ジョナサンズの経営者と協定を結ぶ。 一人年間8ポンドを支払い、店内の使用許可を得るとともに、信用できない仲介人を除外および排除する権利を行使できる、というものだったが、この計画はひとりの締め出された仲介人によって見事に失敗する。この仲介人が、コーヒーハウスは公共の場であり、誰もが自由に出入りできなければおかしい、と主張したからだ。
そこで1773年、ジョナサンズの証券取引業者の団体は、店を離れて新しい建物に移る。ここは当初、ニュー・ジョナサンズと呼ばれたが(中略)、まもなく別の名前に変えている。「ニュー・ジョナサンズはストック・エクスチェンジに改名し、扉にこの名称を掲げることに決定した。」-これが今のロンドン証券取引所の前身である

最後は大きくなりすぎてカフェじゃなくなってしまったわけですが、カフェは新しい事業が生まれるためのゆりかごとして機能していたのですね。

もちろん、昔のカフェがビジネスを歓迎していたから今のカフェもそうでないといけない理由はないですけど、 歴史的にそうやって経営を成り立たせていたカフェがたくさん存在したという事実はなかなか興味深いと思いました。